ファンダメンタルズ分析 の方法を探している方向け。
当記事では、私の ファンダメンタルズ分析 の方法をまとめました。
私の ファンダメンタルズ分析の方法
参考にする情報は、会社四季報 と 企業ホームページのIR情報 です
その中で注目するポイントは以下の3つです。
- 会社について
- お金について
- 現状について
当ブログの 銘柄紹介のページ に沿って解説していきます。
会社について
事業内容
例えば、「1447 IT Bookホールディングス」 これは何の会社かわかりますか?
名前だけで判断すると、電子書籍 かな?と思われるかと思いますが、実は地盤調査や、ITコンサルティングの会社です。
2020年の新コロナウィルスのため、巣ごもり消費が増え、電子書籍の売り上げも伸びました。名前に釣られて、投資された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な発想で、先を予想して投資する場合、事業内容をきちんと把握しておくことが大切です。
決算月
大抵の会社は3月が決算月ですが、中には5月や9月を本決算月にしている会社もあります。
決算前後は、株価の値動きが激しくなります。
業績の下方修正や上方修正の発表が出ると、さらに株価が乱高下しやすくなります。
決算月が3月以外の場合は注意します。
業績予想
会社四季報を読むメリットは、2年先までの業績を予想しているという点です。
個人が企業に聞き込みをして、今後の予想を立てることも可能ですが、非常に大変ですし時間もかかります。
上場企業は3000以上ありますので、全部調べることは不可能です。
会社四季報では、会社ごとに担当者が割り当てられており、直接情報を集めてくれています。
この情報を元に、投資判断を行いますので必ず目を通しておきます。
材料・トピック
上の 業績予想 の根拠となるものが、材料・トピックに書かれています。
一緒に目を通しておきます。
従業員
人数、年齢、平均年収 を確認します。
人数で会社の規模を知ることができます。
年齢は、新しい技術、例えば5G や A.Iなどの最新の分野を扱う会社は、年齢が低い傾向にあり、逆に古くからある製造業などは、年齢が高い傾向にあります。
平均年収は参考程度に見ます。大学生は就職活動の参考になると思います。
株の比率
- 外国
- 投信
- 浮動株
- 特定株
の4つの比率と、筆頭株主を見ます
それぞれの意味は、個人で調べていただくとして、
この中で私は、特定株の割合 を見ます。
特定株の割合が高い場合、会社社長や幹部が自社の株を持っている場合が多く、会社を成長させようという熱量が多く、今後の成長が期待できます。
他の詳細を知りたい方は、株の参考書をまとめましたので、こちらからどうぞ。
お金について
時価総額・取引先
会社の規模と、その業界での順位を確認します。
また、取引先も調べることで、先にも述べた「風が吹けば桶屋が儲かる」の繋がりが見えることもあります。
営業利益
最重要項目です。
四季報を見る理由の大半がこの項目です。
にこちゃんマークは、営業利益の会社予想と四季報の予想の乖離率できまります。
- ニコチャンマーク・・・乖離率が3%以上30%未満 または ゼロから黒字
- Wニコチャンマーク・・・乖離率が30%以上
多くの投資家がニコチャンマークを探す理由は、将来 会社が業績の上方修正する確率が高いからです。(必ずではありません。)
業績を上方修正すれば、当然株価も上がりますので、投資家はそれを狙っています。
また、先に述べましたが、四季報は2年先までの業績を予想してくれています。
この情報も参考にして、会社の業績が伸びるかどうかを判断します。
ROE
Return on Equityの略
投資家が預けたお金を使って、どれだけ効率よく利益を上げているのかという指標です。
個人的には15%以上の優良企業を探して投資しようと考えています。
キャッシュフロー
- 営業CF
- 投資CF
- 財務CF
の3つを確認します。
営業CFは、(+)であることを確認します。これは本業で儲けがでているということです。
投資CFと財務CFは、(-)だから悪いという意味ではありませんので注意が必要です。
- 投資CFが(+)・・・株や土地などの固定資産を売却して、お金が増えた
- 投資CFが(-)・・・何らかに投資をしたため、お金が減った
という意味になります。何らかに投資したということは、新しい事業を始めたり、設備投資をして今後さらに売り上げが伸びることも考えられます。
- 財務CFが(+)・・・お金を借りたため、お金が増えた
- 財務CFが(-)・・・借金などを返済したため、お金が減った
という意味になります。
投資CFが(-)で、財務CFが(+)の場合は、
新たに何らかの投資をするために、お金を借りたと考えられ、業績が伸びることが期待されます。
投資CFが(+)で、財務CFが(-)の場合は、
何かを売ってお金を手に入れ、借金を返済して財務状況を良くしようとしていることが考えられます。
この辺りは、財務表を詳しく調べる必要があります。
自己資本比率
会社が倒産してしまうと、保有する株は0円になります。
これは絶対に避けなければならないため、自己資本比率は30%以上のものを選んでいます。
現状について
指標
PER (Price Earnings Ratio)と、PBR (Price Book-value Ratio)を確認します。
一般的に割安株を探すために使われます。(詳しくは参考書やWebで調べてみてください)
市場によって大きく変わり、東証第一部では15倍~20倍が平均ですが、東証マザーズでは100倍以上のものが多くあります。
私が東証マザーズやジャスダックなどをメインとして投資しているため、私は参考程度にしかみていません。
決算情報
直近の決算発表と、次の発表の日付をチェックしておきます。
理由は 決算月 の章でも述べましたが、株価の乱高下が予想されますので、必ずチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回、私が普段見ているポイントをご紹介しました。今後も少しずつ改善していきたいと思います。