今回は 『1447 ITbookホールディングス 』ってどんな会社?を見ていきたいと思います。
最後に個人的な調査結果をまとめました。
1447 ITbookホールディングス
ITbookホールディングスってどんな会社?
まず業種は【建設】で、市場は【東証マザーズ】になります。
【信用】銘柄になります。
基本情報
設立は2年前の【2018年1月】で、上場は同じく【2018年1月】になります。
連結1,998名, 平均43.0歳, 年収662万
決算月は3月です。
事業内容
ITコンサルと地盤調査・改良工事です。
※ITコンサルの【ITbook】と、地盤調査・改良工事の【サムシングHD】が18年10月に経営統合されました。
▼部門ごとの詳細
・コンサルティング7% (-1)
・システム開発11% (5)
・人材派遣21% (0)
・地盤調査改良56% (2)
・保証検査1% (9)
・他3% (6)
※カッコ内は売上高利益率です。
比較会社としては[1758 太洋基礎工]や、[1914 日本基礎技]などが挙げられます。
ITbookホールディングスのお金関係は?
時価総額は、【159億円】になります。
業界でのポジションは、【建設・土木(建設基礎工事)】で、122社中、57位です。
主な仕入先は、協伸建材興業,カガ三。
主な販売先は、公共機関,新昭和,大和ハウス工業です。
自己資本比率
20年6月期は、16.0%。
ROE
20年3月期は 3.7%
21年3月期は 2.1% (予想)
営業利益
・20年3月期 1.55億円
・21年3月期 3.24億円 (会社予)
・21年3月期 3億円 (予)
・22年3月期 5億円 (予)
営業利益率
・20年3月期 0.7%
・21年3月期 1.3% (会社予)
・21年3月期 1.2% (予)
・22年3月期 1.8% (予)
(式) 営業利益 ÷ 売上高
この数値が高いほど、効率よくお金を稼いでいることになります。
逆に数値が低いと、商品を多く売っても、あまりお金を稼げないということになります。
本サイトでは、10%以上を【優良株】として取り扱います。
増収率
・20年3月期を100%とすると
・21年3月期 121.0% (会社予)
・21年3月期 117.8% (予)
・22年3月期 131.9% (予)
企業の売上高の増え方を確認するための指標です。
成長している会社は、この数値が右肩上がりに増えていきます。
本サイトでは、次年度が120%以上を【成長株】として取り扱います。
1株益
・20年3月期 4.2円
・21年3月期 2円 (予)
・22年3月期 10.1円 (予)
3か月ごとの決算 (営業利益)
キャッシュフロー
20年3月期
・営業CF 717
・投資CF -1355
・財務CF 587
・現金等 2917
単位は百万円
ITbookホールディングスの将来は?
業績の予想
【堅 調】
システム開発は子会社の出足が鈍く、地盤調査も工事の後ろ倒しが響きそうです。
しかし、人材派遣が製造業向けと、IT技術者で好調。
コンサルも自治体向けクラウド化やGIGAスクール関連伸びる。
GIGA = Global and Innovation Gateway for All.
文部科学省関連のスクール。
トピック、材料
【自動運転】
産学官連携で5G通信による水陸両用車の自動運転技術開発に着手しています。
22年に八ッ場あがつま湖での運航目指す。
ITbookホールディングスの株価など
指標
・2020年9月18日現在 株価は808円
・今期PER=192倍
・来期PER=79.8倍
・PBR=6.65倍
※参考までに、マザーズの建設業は6社
平均PER=25.1倍
平均PBR=2.6倍
直近の決算情報
・直近の決算は、8月14日の1Q決算 です。
・進捗率は、-174.6%
・次の2Q決算日は未定です。
分析結果 (レーダーチャート)46/100点
最後に自己分析結果は上のレーダーチャートになります。
既に割高になっています。
営業利益率、ROE、自己資本比率が低い値です。
デジタル庁関連銘柄として注目されていますが、投資は控えておこうと思います。
(※あくまで個人の見解です。投資は自己判断でお願いします)
まとめ
1447 ITbookホールディングスってどんな会社?を調べました。
ITコンサルと地盤調査が主体の企業になります。
デジタル庁関連銘柄として注目を集めていますね。企業分析はしっかりと行いましょう。
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